「強化スケジュール帳」あなたの生きづらさを解消する新発想の産声

強化スケジュール帳 イメージ設計

こんにちは。古林紀哉と申します。

今日は私が開発中の「強化スケジュール帳」についてお話ししたいと思います。この手帳は、日々の生活におけるスケジュール管理をより効果的にするために設計されています。自閉症の子どもを持つ親としての経験、そして企業経営者としての知見を活かし、特に軽度自閉症や発達障害のある方々、さらにはビジネスパーソンにも使いやすいように考案しています。

今回は、なぜ私がこのような手帳を作ることにしたのか、そしてその開発過程で直面した課題や挑戦についてお伝えします。また、この手帳がどのようにして皆さんの仕事や日常生活をスムーズにするのか、その背後にある思想についても触れたいと思います。

皆さんには、この強化スケジュール帳のテストに参加し、貴重なフィードバックをいただければと思います。ぜひ、この手帳が日々のスケジュール管理をどう変えるのか、ご自分の目で確かめていただきたいのです。

目次

自己紹介

私の名前は古林紀哉です。2015年に野村総合研究所を早期退職して、小さな会社を一人で始めました。この会社では、自閉症児者向けの絵カードセットとスケジュールボードのセット製品をインターネットで販売しています。

コバリテ視覚支援スタートキットII
コバリテ視覚支援スタートキットII 二代目コバリテが、ほぼ半額になって再登場。直ぐに使える、スケジュール表・絵カードのオールインワン製品。独自の画期的な絵カードが、使いやすい&増やしやすいを実現。...

2001年生まれの私の三男は、重度自閉症です。喋ることはできません。我が家では三男のために絵カードやカレンダーを長年手作りしてきました。同じ境遇のご家庭のために、手作りの苦労をしなくても、買えば直ぐに使える絵カードセット・スケジュールボード製品として企画・開発したのが「コバリテ視覚支援スタートキット」という製品です。この製品は累計で1,500家庭以上に使われています。

強化スケジュール帳の開発のきっかけ

私は、自閉症のお子さんを育てているご家庭から相談を受けることがしばしばあります。通常は、自閉症のお子さんの弱点と、スケジュール表の効果と必要性をお話ししています。そして、当社製品をお勧めしています。

軽度の自閉症のお子さんやグレーゾンと言われる発達障害のお子さんでも、スケジュール表の効果と必要性は同じです。そんなお子さんは、一人でスケジュール管理できるようになることが目標になるので、ビジネスマンが使うようなスケジュール手帳の利用を勧めてきました。

通常のスケジュール手帳は、普通の大人向けには良いツールなのですが、軽度自閉症のやグレーゾーンの方はそれを使いこなせません。私はずっとそんな方向に特別に設計された手帳が必要だと感じていました。

1ヶ月前の2023年11月27日のことです。特例子会社の知的障害の社員向け、あるいは、一般企業の知的障害者枠で入社した社員の方向けに、オリジナルの手帳を提供しようと、ふと、思い立ちました。決められた仕事をキッチリこなして、仕事や生活の生きにくさを解消するというのが、この手帳の最初のコンセプトです。

そのことをX(旧ツイッター)で呟いてみました。すると、数人ではありますが、「私が使ってみたい」と保護者の方やASDを自覚しているご本人からの反響があったのです。

なんか、自閉症児向け製品よりもグレーゾーン向け製品の方が需要が大きいのではないかと感じました。そして、検討を始めたのです。

スケジュール帳の課題

実は私は自閉症療育の関係で、行動分析学を猛勉強しました。人間の行動に関しては専門家と同じぐらいの見識を持っています。

スケジュール管理の一般的な課題

巷にはスケジュール帳活用術の本が沢山あります。そんな本を読んだり、スケジュール帳を買っては見たものの何度も挫折してい人が多いのではないでしょうか?

愛用のスケジュール手帳
愛用のスケジュール手帳

そうなる理由は明白です。それは、スケジュール管理が上手な人のスケジュール帳への書き方だけを真似しているからです。上手な人の頭の中までは真似できていないので、多くの人が挫折するのは当然なのです。

そんな人の頭の中が真似できれば、スケジュール管理は楽になります。しかし、頭の中だけでそれを真似するのはちょっと無理があるのです。だから、特別に設計されたスケジュール表を使って上手な人の頭の中を真似すれば良いわけです。

スケジュール帳が続かない人への対応

人間が行動をスムーズに自発する仕組みは分かっています。その仕組みが皆さんにも働くように、このスケジュール帳を設計しました。あなたが難しい理論を理解する必要ありません。このスケジュール帳は穴埋め式です。あなたは使い方の通りに記入を繰り返すだけです。

そしてあなたが書いたスケジュール帳を見ながら、行動してけば良いのです。あなたが行動を自発する仕組みは既に埋め込まれているのです。

目的とビジョン

強化スケジュール帳の目標

このスケジュール帳の目標は、「毎日の仕事と生活をスムーズにすること」です。このスケジュール表を毎日使っていると、次のようなことが自然に起こると思います。

  • 集中力が自然に生まれます。
  • 仕事のミスが少なくなります。
  • 上司から注意されることが少なくなります。
  • 仕事の締め切りに追われることが少なくなります。
  • 自然に早起きになります。
  • 余暇が充実します。

そしてあなたの仕事の業績は自然にアップすると思います。が、業績アップを目的としたツールではありません。業績アップを狙う人は別に業務管理用のツールを準備してくださいね。

ちなみに、このスケジュール帳の名前は「強化スケジュール帳」としました。

グレーゾーンの方や、生きにくさを感じている方向けのスケジュール帳だからといって、レベルが低いとか内容が幼稚とかことは決してありません。少し格好良いイメージが必要だと思って「強化」という言葉を選びました。

そして、「強化スケジュール」というのは行動分析学での専門用語でもあります。その話は、おいおいしていくと思います。

読者へのメッセージ

ここまで読むと、良いことずくめに思えたかもしれませんが、「毎日の仕事と生活をスムーズにすること」はタダでは手に入りません。

強化スケジュール帳の利用者には、1日10分のルーチン的な記入作業を求めています。記入内容には、通常のスケジュール帳では書かないことも含まれます。それは、スケジュール管理が上手な人が、スケジュール帳には書かないけれど、頭の中で起こっていることを真似するために必要な手間なのです。ほぼ、穴埋め式なので心配は無用です。

その手間を惜しまなければ、スケジュール管理が上手な人の生活が、あなたにも手に入ると思います。

今後の予定

頓挫した第1案

スケジュール帳は一般的に2つのパターンがあります。

  1. 日付を自分で記入するフリーページのパターン
  2. 日付が予め印刷されているその年の専用手帳(例:○○手帳2024年版)

日付を自分で記入することは面倒ですよね。それは、スケジュール帳挫折の小さな原因になってしまいます。そこで第1案では、専用手帳を検討しました。

  • 2024年4月開始、1年分。
  • A5サイズ、284頁
  • 説明パート:17頁、環境分析パート:6頁、スケジュール表パート:240頁、リスト類:20頁、他3頁。
  • 外観は市販のビジネス手帳と同等

設計と原稿は2週間で出来上がりました。(版下ではないですよ。あくまでコンセプト設計と使い方解説の文章の部分)

2024年2月にクラウドファンディングでお金と購入者を募って、2024年度の4月に間に合わせようとしたのが第1案です。

数社の印刷会社に見積もりをお願いしたところ、「やっぱりそれくらいかかるかぁ」といった感じでした。初回取引になるので、版下作成も印刷も前入金を要求されます。

私のような小さな会社では、そんなリスクは負えないので、第1案はお蔵入りですね。

しかし、ここで良いことがありました。私は、この強化スケジュール帳に1年分は必要ないということを再認識しました。必要な分量は3ヶ月、そして現実的に考えると6ヶ月分の手帳が手頃ということです。その理由は、別の機会に触れたいと思います。

皆さんに参加していただきたいテスト製品

そこで私は、一旦テストマーケティングを挟むことにしました。

内容は、3ヶ月分のフリーページの強化スケジュール帳です。ページ数は60頁の予定です。

記入フォーマットのテストは既に3週目に入りました。私自身で使っているんですよ。毎週、フォーマットの改善を繰り返しています。

強化スケジュール帳 週頭と月火水 試用テスト版
強化スケジュール帳 週頭と月火水 試用テスト版

自分で言うのも何ですが、従来のスケジュール手帳より、今回設計している強化スケジュール帳の方が、日々の仕事と生活は断然スムーズに進んでいます。

今週後半(2023年12月21日)にはテスト製品作成の詳細見積を取る予定です。60頁の週間スケジュル帳、3ヶ月分、日付は自分で記入。カレンダーはありません。(カレンダー入れると相当高くなりそう)。標準納期は2週間。年末年始が入るので1月15日前後には出来上がると目論んでいます。100部限定生産で、提供価格は送料込みで、1,300円前後の予定です。

ぜひ一度使ってください。仕事と生活がスムーズになる毎日を体験してみてください。

皆さんからのフィードバックが必要です。

まとめ

さて、皆さん、ここまで私の最新プロジェクト「強化スケジュール帳」についてのお話を読んでいただき、ありがとうございました。この手帳がどのように日々のスケジュール管理を変えることができるか、そのイメージをおつかめいただけたでしょうか?

開発の過程ではいくつかの壁に直面しました。まだハードルは続くと思います。しかし、それぞれを乗り越え、より実用的で使いやすい手帳を目指しています。この手帳が、特に軽度自閉症や発達障害を持つ方々、そして普通のビジネスパーソンにも、毎日の仕事と生活をスムーズする、とても有効なツールになることを願っています。

これから本製品の実現に向け、皆さんからのフィードバックを心から歓迎します。この手帳を使って、少しでも生活が楽になり、毎日がより良くなることを願っています。次回の記事でも、更なる進展をお伝えできることを楽しみにしています。

最後になりましたが、この記事を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。これからも引き続きご支援のほど、よろしくお願いします。

ご意見やご要望は、遠慮なくコメント欄にご記入ください。

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この記事を書いた人

自閉症の息子を持つ父親であり、グラフ理論の博士(工学)。大阪大学卒、NEC中央研究所、野村総合研究所を経て、自閉症支援グッズを企画・販売する古林療育技術研究所を設立。行動分析学の専門家として、日常生活の改善をサポート。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • ASDグレーゾーン診断済みの者で、中3の高機能自閉症の子を持つ親です。いつも深い知見に基づく専門的な記事を楽しく読ませていただいています。
    スタープランナー、フランクリンプランナーなど使ってきました。数々の手帳を使ってきたものの、しっくり来なくて、現在は迷子になっています。

    この記事を読んで、1つわかったことがあります。自分の中では自分のやり方が普通なので、何によって手帳が使いこなせてないのか?つまづいてるのか?それがわからなかったことをわかってなかったということです。
    できる人(定型発達)を知ることで、うまくいかない原因と照らし合わせて修正ができてわかるということを、この記事を読んで自分のことと照らし合わせて、気づくことができました。
    これだけでも、この記事は、私にとって素晴らしい価値がありました。試作品の発売を楽しみにしています。購入したら、協力させてください。このような手帳を作ってくださりありがとうございます。応援しています。

    • まいぴさん、コメントありがとう。
      僕の設計するツールというのは、適切なお手本を設定して、そのお手本の通りにやろうという思想が多いですね。今回もその思想が流れていると思います。

      スタープランナー、フランクリンプランナー、どちらも私は知りませんでした。
      調査してみたいと思います。

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