あなたの生きにくさを解消する新発想のスケジュール手帳:強化スケジュール帳

空に向かって女性がジャンプ

日々の生活における「生きにくさ」。これは、私自身も重度自閉症の息子を育てる中で深く感じてきましが、多くの人々が直面してるものの、なかなか上手い表現にできない現実だと思います。

特に、発達障害やグレーゾーンの人々、日常のルーチンを整理し、実行するのに苦労している人々にとって、この感覚は一層深刻です。従来のスケジュール手帳は、高い目標を設定し、それを達成するためのツールとして設計されています。しかし、実際にはすべての人にフィットするわけではありません。日々の仕事や生活をスムーズにし、生きづらさを解消するためには、異なるアプローチが必要です。

私は、NEC中央研究所や野村総合研究所を経て独立起業し、自閉症支援グッズの企画・販売を手掛けてきました。そして、息子の療育と自身の専門知識を融合させ、新しい解決策を模索しました。その結果、新発想のスケジュール手帳、「強化スケジュール帳」を開発しています。この手帳は、従来の目標達成型の手帳とは異なり、日々の行動をスムーズにし、生きづらさを解消することを目的としています。

新発想の「強化スケジュール帳」は、行動分析学の原理を応用し、日常の行動を促進するために必要な情報を書き留める新しい方法を提供します。この手帳は、あなたが予定を立て、それに従って行動するための強力なツールとなるでしょう。既にテスト版の準備が進んでおり、1ヶ月後の限定販売に向けて期待が高まっています。

この記事を読み進めることで、従来の手帳活用術が提供できなかった視点と、この新発想のスケジュール手帳がどのようにあなたの日々を変える可能性があるのかを発見していただけることでしょう。

目次

あなたの困り事は何ですか?

悩んでいる姿のデッサン人形

あなたは毎日、どんな困り事に直面していますか?もしかすると、予定を管理しようとしても、予定通りに物事が進まないことが多いのではないでしょうか。仕事の前に、一日の計画を立てても、夕方にはほとんど実行できていない……そんな経験はありませんか?

従来の手帳は、あなたが決めた目標を達成するための道具として設計されていますが、実際にはそれだけでは十分ではないこともあります。手帳に書かれた行動予定を実行するのに苦労している人々にとって、問題は「何を実行するか」ではなく、「確実に実行するにはどうするか」にあります。あなたは、自分に合った手帳活用方法を見つけられていますか?それとも、手帳を使うこと自体が、更なるストレスの原因になっているのではないでしょうか?

この記事では、日常のスケジュール管理における様々な課題に対して、あなたがどう感じているかを問いかけ、従来の手帳の限界と、新しい方法がもたらす可能性についてお伝えします。

従来の手帳活用術に欠けている視点

スケジュール手帳を見て驚く男性

従来の手帳活用術は、多くの場合、高い目標を設定し、それを達成するためのステップを計画することに重点を置いています。例えば、夢の達成の行動計画を管理したり、健康的な生活を送るための運動計画を立てたりします。これらは確かに重要な目標ですが、日常生活における小さな行動や余暇の重要性はしばしば見過ごされがちです。

しかし、日々の生活においては、「何をするか」ということよりも「確実に実行するにはどうするか」ということがより重要です。従来の手帳では、仕事の前に計画を立てても、日が暮れるころには計画が狂っているということがよくあります。これは、計画の立て方に問題があるのではなく、予定行動を行う過程でのモチベーションが不足しているためです。

この新発想の「強化スケジュール帳」は、日々の小さな行動や余暇を重視し、それらを支えるモチベーションを引き出す方法に焦点を当てています。従来の手帳が提供する「計画の立て方」ではなく、「行動の促し方」に重点を置いています。これにより、日常生活の中での小さな成功が積み重なり、最終的には生きづらさの解消につながるのです。そして自然にあなたの業績もアップするでしょう。

このアプローチによって、予定行動を行うためのモチベーションが生まれ、日々の生活においてより多くのことを成し遂げることが可能になります。この新しいスケジュール手帳は、日々の生活をよりスムーズにし、生きづらさを解消するための強力なツールとなるでしょう。

新発想のスケジュール手帳は無理のない自発を促す

意識

従来の手帳が目標達成のための計画を立てるのに重点を置いているのに対し、この新発想の「強化スケジュール帳」は、日々の行動をスムーズにし、生きづらさを解消するためのアプローチを採用しています。この手帳の最大の特徴は、行動分析学に基づいたモチベーションと自発の仕組みを活用している点です。これは、手帳活用が上手な人が、手帳には記入しないけれども、頭の中では自然に無意識に起こっているプロセスを形にしたものです。

行動分析学では、人間の行動はその行動に続く結果に影響を受けると考えます。つまり、ある行動の後に好ましい状況が現れると予測される場合、その行動を自発する可能性が高くなります。この原理を利用して、「強化スケジュール帳」は、日々の行動に対してポジティブな状況を想定させることで、ユーザーがその行動をとる動機づけを促します。

たとえば、「今日は人気漫画の発売日なので、仕事帰りに書店に行く」と思っていたら、何となく仕事を早く終わらせようと思ったりしませんか? また、「今日はお取り寄せスイーツが届く日だ」と思い出せば、何となく気楽になると思いませんか? 人間が行動をスムースに起こすには、快となる刺激が必要なのです。「強化スケジュール帳」では、視覚的に快となる物事を連想させるようにデザインされており、これがユーザーのモチベーションを高め、一日を通じての活動への取り組みを促進します。

もう一度言うと、自分で決めた予定をスムースにこなせる人は、頭の中で自然に無意識に行動の後の好ましい状況を想定しているのです。

この「強化スケジュール帳」は、単なる計画の立て方ではなく、行動予定を実行するための動機づけと行動の促進に重点を置いています。これにより、ユーザーは日々の仕事や生活がよりスムーズになり、心地よい道を着実に進むことができるのです。

新発想のスケジュール手帳の効果の実感

From old life To New life

私自身が「強化スケジュール帳」の原案を自宅で印刷して実際に使い始めてから、(この記事を書いている時点で)4週間が経ちました。この期間で感じた変化は、単に日常生活の質を向上させるだけでなく、仕事と私生活の両方において目に見える改善をもたらしました。その一部を紹介します。

  • 仕事に対するアプローチが大きく変わった。以前は何となく仕事をしていましたが、毎日の仕事前にタスクを細分化して一日の計画を立てるようになりました。その行動予定に基づいて行動することで、集中力が上がり、効率的に作業を進めることができるようになりました。
  • 仕事中の無駄なネットサーフィンが減った。ブラウザでのネットサーフィンも1日の行動計画に組み込むことで、無駄なネットサーフィンは減りました。
  • 先送りにしていた未完了の仕事が減った。このスケジュール帳で空き時間が視覚的に明確になったことで、先送りにしていた仕事に取り組むようになりました。結果として自然に、未完了の仕事が減っていきました。
  • 心地よい達成感が得られるようになった。計画通りに仕事が進むという達成感を得ることができるようになり、これが大きなモチベーションとなっています。仕事量自体は増えたものの、それに伴う疲労感は心地よいものであり、達成感のある爽やかな疲労感でした。
  • 余暇が充実した。余暇の時間や内容も、より意識的に計画し楽しむようになりました。
  • 朝の目覚めが爽やかになった。前日の夜には、次の日のポジティブな活動や余暇を意識してるので、朝の目覚めが爽やかになりました。

全体的に、「強化スケジュール帳」の狙い通りのことが起こっています。予想外だったのは、先送りしていた仕事が減ったことや、朝の爽やかな目覚めです。それらの副次効果に私自身が驚いています。

この手帳を使うと、これまで時間管理に苦労していた人でも、日々の小さな成功が積み重なり、より充実した生活を送ることができるようになると思います。計画の立て方だけでなく、計画の実行を促進するこの手帳は、仕事もプライベートもより充実したものに変える強力なツールと言えるでしょう。

強化スケジュール帳のテスト版の先行案内

この「強化スケジュール帳」のテスト版が、2024年2月頭に限定販売されることをお知らせします。この手帳は、A5サイズ60ページの週間スケジュール形式で、3ヶ月分の分量になっています。

3ヶ月の計画を立てるのではなく、あくまでも1週間内で、1日1日の行動計画を毎日立てていくという使い方です。

日付は自分で記入するタイプで、カレンダーは含まれていません。これは、コストを抑えつつ、興味のある方にいち早く試していただきたいという意図的な選択です。

テスト版は100部の限定生産で、価格は送料込みの1,300円前後を予定しています。この手帳を使って、日々の仕事や生活にポジティブな変化をもたらす機会をぜひお見逃しなく。

関心を持った方は、提供開始の詳細については追ってお知らせします。今後の情報については、このサイトやSNSでご確認いただけるよう、準備しております。

この限定版を手に入れるチャンスをお見逃しなく!

このテスト版で、私自身が経験したような生活の質の向上を体験していただけると信じています。皆様の手にこの「強化スケジュール帳」が渡り、それが日々の生活にポジティブな変化をもたらすことを楽しみにしています。

まとめ:「強化スケジュール帳」と あなたのこれからの日常

この記事を通じて、新発想の「強化スケジュール帳」がいかに日々の生活や仕事にポジティブな変化をもたらすかをご紹介しました。この手帳は、単に予定を管理する道具以上のものです。それは、日々の行動の自発をスムースにし、あなたの時間管理のレベルを自然に引き上げるツールです。

私自身の経験からも、この手帳がもたらす効果は想像以上です。毎日の行動計画の立て方、スムースな切替、集中力の維持、そして何よりも、達成感と爽快感を感じることができるようになりました。これらはすべて、「強化スケジュール帳」を使うことで得られる具体的なメリットだと思います。

興味を持った方は、ぜひこの限定版の「強化スケジュール帳」を手に入れてください。100部のみの限定販売で、2024年2月頭に提供開始予定です。詳細はこのサイトやSNSで随時更新していきますので、情報をお見逃しなく。

日々の生活をもっと豊かで意味のあるものに変えたい方、生きにくさ暮らしにくさを解消したい方にとって、この「強化スケジュール帳」は理想的な選択となると思います。あなたの日常に新しい変化をもたらす一歩として、「強化スケジュール帳」をぜひお試しください。

ご意見やご質問は遠慮なく、コメント欄に記入してください。

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この記事を書いた人

自閉症の息子を持つ父親であり、グラフ理論の博士(工学)。大阪大学卒、NEC中央研究所、野村総合研究所を経て、自閉症支援グッズを企画・販売する古林療育技術研究所を設立。行動分析学の専門家として、日常生活の改善をサポート。

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 更新ありがとうございます!強化スケジュール手帳、楽しみです。
    私はギリギリにならないと、なぜかモチベーションが上がりにくく行動に移せないことが悩みです。
    この記事の中で驚いたことがあります。それは、うまくいく人は、無意識にご褒美のようなものを、頭の中で想像しているということです。
    そこで1つ疑問があります。ご褒美は、場所でもよいのでしょうか。例えば「部屋を片付ける」場合、「綺麗になった部屋に人を招きパーティーができる」でもよいのでしょうか?これはご褒美じゃないのかもしれません。ちょっと自分でも疑問が整理しきれてませんが、ご褒美の設定のコツや方法も知りたいです。よろしくお願いします。

    • まいぴさん、コメントありがとう。

      “そこで1つ疑問があります”  いいところに気がつきましたね。
      ご褒美、ワクワク、お楽しみ、報酬、強化子、好子、呼び方は色々あり、それぞれ定義やニュアンスが違います。が、まあどれも同じようなもんです。
      ひとまず「ご褒美」と呼びますね。
      ご褒美の設定は、一見難しですが、コツがわかると簡単。
      ご褒美には、いろいろあります。
      ・食べ物、飲み物、行き先(場所)、行動(活動)、物、お金、などなど。個人差もある。
      まいぴさんにとって、自宅パーティーは大きなご褒美だと思います。
      食べ物、飲み物、綺麗な場所、おしゃべりなど要素がてんこ盛りじゃん^-^

      加えてですね、この自宅パーティというご褒美は、「部屋を片付ける」ご褒美だけじゃなく、前の日の仕事や家事を進めるモチベーションにもなっているんですよ。

      「ご褒美の設定のコツや方法」は、あらためて記事にする予定です。

      ちなみに、2024年1月末予定のテスト版「強化スケジュール帳日付フレックス版」では、
      最初に自分のご褒美を見つけることをするチャート(書き込み表)を付けています。

  • 教えていただきありがとうございます!
    ご褒美の概念や定義が、いまいちわかってなかったのですが、提示してくださったので「これだ!」と思うことができました。
    自宅パーティーは私にとってワクワク感というご褒美になるようです。形のない感情のご褒美でも、設定してよいとのこと、使う前に知れてよかったです^^
    自宅パーティーはご褒美ではなく目的なのかな?と思ってましたが、古林さんのいうように、私にとってご褒美の要素がたくさんありますね。
    チャートがついてるので、知らず知らずのうちに自分のご褒美になってることを、最初に把握できるのですね。かゆいところに手が届きますね、とても納得しました。
    前の日の仕事の生産性?も知らず知らずのうちにあがってるとのこと。
    仕組みが気になるところですが、このサイトで、これからも色々と勉強させていただこうと思います!

    • ご褒美の概念は、目から鱗なのよ。
      第1グループ:ご褒美、ワクワク、お楽しみ、報酬、成功、などなど。
      第2グループ:強化子、好子、嫌子。
      この第2グループが現れたことによって、行動分析学が大進歩したと言えます。
      ちゃんと独立した記事で解説する予定です。

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